【百人一首で1〜10のお題】

01 長い長い夜を、ひとり
02 花の色
03 恋がつもって
04 夢のかよい路
05 有明の月
06 忍ぶれど
07 行方も知らぬ恋の道
08 君がため
09 もえる思いを
10 われても末に



百人一首の中から文章やイラストに使えそうなものを勝手にピックアップ。
その中の一節を抜き出したり現代語に書き換えてお題にしてみました。
下に元歌・作者・簡単な訳などを載せていますが、歌の解釈は色々とありますし、
お題を消化する時に歌の意味を踏まえて作品を作る必要はありません。
1〜10まで、好きなだけ使う事が出来ます。


01…長い長い夜を、ひとり
あしびきの 山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
【訳】山鳥の長く垂れた尾のように長い長い夜を、私もひとり寂しく寝るのだ

02…花の色
花の色は うつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに
【訳】桜の花の色が色あせてしまったように私の容姿も衰えてしまった。長く降る雨を眺めている間に。

03…恋がつもって
筑波嶺(つくばね)の 峰よりおつる男女(みなの)川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
【訳】筑波山の峰から流れる男女川がわずかな水が積もって深い淵となるように、私の恋も積もり積もって恋の淵となった

04…夢のかよい路
住の江の 岸による波よるさへや 夢のかよひ路 人めよくらむ
【訳】昼間恋人に会うのに人目を避けなければいけない私だけれど、どうして夜見る夢でまで人目を避けて好きな人に会いに行かねばならないのだろう
※夢のかよい路は夢で恋人の所へ通う道のこと。

05…有明の月
有明の つれなく見えし 別れより暁ばかり うきものはなし
【訳】有明の月が冷ややかに見え、あなたの態度が冷たく感じられたあの日以来、私にとって夜明けほど辛いものはありません」
※有明の月は夜明けの月のこと

06…忍ぶれど
忍ぶれど 色に出にけり わが恋は物や思ふと 人の問ふまで
【訳】ずっと隠していたけれど、私の恋は顔に表れてしまっていたのだ。恋をしているのかと、人から尋ねられるほどに

07…行方も知らぬ恋の道
由良のとを 渡る船人かぢをたえ 行くへも知らぬ 恋のみちかな
【訳】由良の海を渡る船人が、舵を失って行き先も分からず漂うように、行く末の分からない私の恋の道よ

08…君がため
君がため…で始まる句が2つあるので省略します。「君のために」の意味です。

09…もえる思いを
かくとだに えやはいぶきのさしも草 さしも知らじな もゆる思ひを
【訳】私はあなたを愛しています、などとどうして伝える事ができるでしょう。そう言わなくても、私の心は伊吹のさしもぐさのように燃えているのです。この燃えるような思いを、あなたは知らないでしょうけれど

10…われても末に
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川のわれても末に あはむとぞ思ふ
【訳】岩にせき止められる川の流れが2つに分かれても下流で再び1つの流れになるように、たとえ今はあなたと別れていても将来再び逢うだろうと思う。


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