【古今和歌集で1〜10のお題】 01 知らないだろう、私の心は 02 想いは波のように 03 溜息よ恋を語れ 04 いっそ過去になればいいのに 05 お望みならば恋に死のうか 06 涙の川 胸の炎 07 稲妻よ、この愛を裂いてみろ 08 嘘のない世界なら 09 想いはじめたあの時の 10 ただ貴方の心が |
古今和歌集の歌を(かなり)意訳してお題にしてみました。
下に元歌と簡単な訳を載せていますが、歌の解釈は色々とありますし、
お題を消化する時に歌の意味を踏まえて作品を作る必要はありません。
1〜10まで、好きなだけ使う事が出来ます。
01…知らないだろう、私の心は かりこもの 思ひ乱れて 我が恋ふと 妹知るらめや 人しつげずは 【訳】私の心がどうしようもなく思い乱れていることなど、人が告げない限り、あなたは知らないんだろう 02…想いは波のように 立ち返り あはれとぞ思ふ よそにても 人に心を 沖つ白浪 【訳】繰り返し繰り返し思い続けています。たとえ近くにいなくても、心が離れることなどない。沖の白波のように思いは繰り返して。 03…溜息よ恋を語れ あはれてふ ことだになくは なにをかは 恋の乱れの つかねをにせむ 【訳】このため息だけでもなかったら、この乱れる心を一体何でまとめたらいいのか。 04…いっそ過去になればいいのに こむ世にも はやなりななむ 目の前に つれなき人を 昔と思はむ 【訳】早く来世になってしまえばいい。そうすれば目の前にいる冷たい人を、過去の人だと思うことが出来るのに。 05…お望みならば恋に死のうか 恋ひ死ねと するわざならし むばたまの 夜はすがらに 夢に見えつつ 【訳】恋焦がれて死ねってことなのか。毎晩毎晩夢に出てくるのは。 06…涙の川 胸の炎 かがり火の 影となる身の わびしきは ながれて下に もゆるなりけり 【訳】水に映るかがり火の火影のようになった私の身。かがり火が水の流れに映って水の下で燃えて見えるように、涙を流しながらも胸の内では思いが燃えているのです。 07…稲妻よ、この愛を裂いてみろ 天の原 ふみとどろかし なる神も 思ふなかをば さくるものかは 【訳】天空に大きな音を響かせる雷も、思い合う二人を裂けはしない。 08…嘘のない世界なら いつはりの なき世なりせば いかばかり 人の言の葉 うれしからまし 【訳】嘘や偽りのない世界なら、どんなにか貴方の言葉が嬉しいだろう。 09…想いはじめたあの時の 紅の 初花染めの 色深く 思ひし心 我忘れめや 【訳】紅花の初花で衣を染めたときのように、深く貴方を思いはじめた時の自分の心を、私が忘れることがあるだろうか。 10…ただ貴方の心が 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして 【訳】月は昔のままの月ではないのか。春は昔のままの春ではないのだろうか。私の身は変わらないままで(貴方の心だけが変わってしまった)。 |
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